2007年11月07日

9-)リフォームの工事日程を決める

契約前には工期を決めなくてはなりません。

リフォーム工事中は工事関係者が頻繁に出入りし、プライバシーの問題がある事の他にも、トイレ、キッチン、洗面など水廻りのリフォームを伴う場合は、それ自体を使用できない期間が発生します。

住みながらの工事であれば、それらを想定して、対処方法を考えた上で、工事期間を設定しなければなりません。


一般的に、工期2週間程度を超えるリフォームであれば、仮住まいを利用するのが良いでしょう。

その場合は上記のような心配は無くなりますが、家賃や引越し代など、工事費以外の経費がかかってしまうことになります。


リフォーム会社に必要な工事期間をよく確認し、仮の工程表を作成してもらい、けっして業者ではなく、ご自分の都合の良い日程に合せて工事日程を決めましょう。


ラベル:工事日程
posted by reform guide at 15:51| Comment(0) | TrackBack(0) |   9)工事日程調整 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

8)契約の注意点

見積書、設計図が完成したならリフォーム会社との工事請負契約になります。

リフォームの場合も、新築・購入などと同様に請負契約は重要です。
トラブル回避の為には、どんな小規模なリフォームの場合でも、しっかりと書面で契約を取り交わす事が大事です。

契約書に記載する項目としては、

契約書記載項目
工事金額
請負者名
工期
支払い方法
請負条件

などがあります。

そして契約時には、契約書の他にも添付される書類があります。

契約書添付書類
工事請負契約書
設計図面
仕様書
見積書
契約約款

などです。


工事請負契約書と共に、添付書類もしっかりと確認し、不明な点がない様に説明を求めて下さい。

そして両者納得の上でお互いが署名・捺印し、契約が成立します。

契約後の変更については、依頼主・業者、お互いが変更内容を確認し、工事内容変更合意書により書面や図面で明確にします。




契約時書類のチェックポイント

1)工事請負契約書
・契約日が明記されているか
・工事内容や工事費などが他の書類と同じになっているか
・工期(着工日・竣工日)が明記されているか
・請負者名の代表者・住所・担当者・連絡先が明記されているか
・請負者の捺印がなされているか
・支払い方法が明記されているか

2)契約約款
・工事の遅れ・追加・変更などがあった場合の取り決め
・瑕疵担保保証(工事終了後に見つかった欠陥の保証)
・アフターサービスについて
・トラブル発生時の責任の所在
・各種保険の加入状況

3)工事内容変更合意書
・追加・変更項目
・追加料金
・追加・変更に伴う工期の延長
・支払い方法

リフォームでは、工事開始後、プランの変更や追加工事が出てくる場合があります。その場合、請負業者の担当者と話し合い、必ず、工事内容変更合意書を作成して書面にする事が大事です。



【参考図書】

現代建設工事契約の基礎知識 (大成ブックス)
posted by reform guide at 12:08| Comment(0) | TrackBack(0) |   8)契約 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

設計を決定する

見積書を吟味し、予算と兼ね合わせ、リフォーム会社を決定したなら、請負契約書を取り交わす事になります。

が、その前に一つ重要な事な事があります。
設計を決定する
という事です。

契約書にも設計図面は添付されますし、リフォームの場合は工事中に変更か所が出てきたりもしますが、まず契約を考える前に設計を一度決定しておく、というのはとても重要なことです。

リフォームのガイド本や、ネット上のリフォームガイダンスなどでは、よくこの部分が欠落していたり、あっさりと書かれていたりしますが、これを適当にしてしまうと後々問題が出てきてしまうので、きちんと設計を固めてしまいましょう。


ここでポイントとなるのは、

【設計図のポイント】

それまでの打ち合わせで生じた変更を、全て設計図に反映させる
仕上材、建具、設備機器などの仕様を設計図に反映させる
既存図(撤去図)も要求する
改修範囲を図面上ではっきりわかるようにする
見積内訳書との整合性は取れているか


 過去に相談を受けた例として、一千万を超えるリフォームを、ほとんど設計図無しで始め、あれもこれもと、当初考えていなかった工事を増やしていき、最終的に1800万円を請求され大幅な予算超過になり、工事業者とトラブルになっているという事例がありました。

(これは、きちんとした契約書を交わしていなかった、という事も原因としてあるのですが、結局、工事内容と請求書を精査した結果、約1200万円が妥当という事で、両者なんとか納得して頂きました。)


設計を決定する、という事は、過分なリフォームを抑止する事にもなりますし、施工範囲や仕様・程度をはっきりさせておく事はその後のトラブル防止に役立ちます。



リフォームの種類、規模にもよりますが、主な設計図としては、

【設計図】

面積表(増築などで延床面積が変更になる場合)
仕様表(仕上材、設備機器、建具等のグレードがわかるもの)
仕上表(リフォーム前後がわかるもの)
平面図(リフォーム前後がわかるもの、施工範囲がわかるもの)
立面図(リフォーム前後がわかるもの、施工範囲がわかるもの)
矩形図(縦に切断した場合の断面詳細図)
展開図(室内壁面4面を正面から見た図)
天井伏図(室内見上げ図、天井改修の場合)
建具表(木製、金属製共、撤去建具もわかるもの)
設備図(室内設備及び配管など見隠れ部分も)
外構図(建物周囲をリフォームする場合)


【おすすめ書籍】



posted by reform guide at 11:13| Comment(0) | TrackBack(0) |   7)設計決定 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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