2007年08月27日

まず疑ってみる事が大事です

家を買うという事はおそらく一生の中で一番高い買物であると思います。
その時、あなたはその金額について深く考えた事があるでしょうか。

ほとんどの人が提示された金額が妥当であると思い込み、その金額ありきで購入を検討されているのではないでしょうか。

「その金額、すべてを信用してはいけませんよ!」


買う時ばかりじゃありません。もちろんリフォームもそう。
ちょっとした修理なんかもそうですよ。
坪○○万円とか、しめて○○千万円になります、とかそういった金額、あまり信用しないで下さいね。

建築側の自分が言うことじゃないのかもしれませんが、又、関係各所から非難されそうですけど、

「信用しないで下さい!」

ご自分で判断できない場合は、必ず、利害関係の無い、第三者に関わって貰うことが大事です。


本来、新築にしろリフォームにしろ、一つ一つの物にその単価を乗じてそれを積み重ね、その合計金額でその工事価格が決まるのです。

それが最初から頭金額ありきで、後から中身が付いてくる、といった
見積もりが、長年当たり前に行われてきました。
今はそれも少ない、とは思いたいですけど。


ですから住宅広告の 【坪40万の家】 なんていうのは全くと言っていいほど、意味がありません。
その40万ってどこからきたのさってな話しです。

40万の中身は?となった時、そのメーカー、工務店、業者etcなどで
バラバラです。
広告の片隅に小さく、

カーテン・カーテンレールを除く、外構工事・屋外設備工事等一切含まず

とかいろんなこと、たくさん書いてあるはずです。
中には「そんなの外していいのか」って思うものもありますよ。

【坪40万の家】が最終的に 坪40万 でできた、という話しを
ほとんど聞いたことがありません。


それに何といっても問題なのは、耐震偽装に代表される構造落とし。
予算オーバー対策として、見た目のクロス仕様を安い物に、というの
であればなんら問題はありませんが、鉄筋を抜かれたり、コンクリー
ト強度を落とされたり、柱や梁が不十分だったり、基礎が緩んでいた
り、となるとそれこそシャレになりません。


検査が厳しくなれば、その抜け道を探るのが巧妙になるのは当然のことと考えましょう。

くれぐれも”自分の目”で見て判断して、又、”自分の目”を養う努力を怠らないで下さいね。
posted by reform guide at 14:42| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ▼リフォームの適正価格 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする