2007年11月02日

4-4)設計事務所を選ぶ

本来、リフォーム会社を選択する際、設計がある程度出来上がっている事が理想です。
それは、5)見積徴収 の項でも述べますが、ある程度設計が固まってないと、リフォーム会社に工事費の見積もりを提出してもらうに当たり、見積もり内容に統一性が欠けてしまう心配があるからです。

増築を伴ったり、大規模なリフォームになれば、それだけ見積もり内容に大きな差が生じてしまうことになります。


ところが実際は、直接、リフォーム専門会社等に任せてしまう場合がほとんどであると言って良いでしょう。

それは、リフォームに対応する設計事務所が絶対的に少なかったり、対応してくれる設計事務所を見付ける事が難しいのです。


これが、4-3-5)で述べた、管理と監理の分離ができずに、工事のトラブルが多い事の原因にもなるのです。


大規模なリフォームであれば、信頼できる設計事務所を見付けて、計画の段階から相談できることが理想です。



設計事務所ナビ
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2007年11月01日

4-3)リフォーム依頼先の選び方〜2

リフォーム業者を選ぶに当たってのポイントとしては、

1)自宅に近いこと
2)現場調査をしっかりしてくれること
3)実績があること
4)建設業許可証の有無
5)業界団体登録の有無
6)管理と監理

などがあります。


1)自宅に近いこと
色々な対応に迅速に対応してもらう為にも、できるだけ近くに事務所があると良いでしょう。

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2)現場調査をしっかりしてくれること
特にリフォームの場合は、現場調査が大事です。現場の状況によって、工事の対応や工事費に影響が出ますので、現場調査をないがしろにするような業者は避けましょう。

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3)実績があること
リフォームは新築と違い、リフォーム独自の施工方法や、ノウハウがありますので、実績があり、尚且つ施工後に問題が少ない業者は安心です。
ただ、実績があるという事は、会社自体の経営年数が長いことが多いですが、中には最新の技術や知識や流行に敏感ではない業者も存在しますので、しっかりとした見極めが必要です。

リフォームの成否は業者選びにあり


4)建設業許可証の有無
まず第一に、増築などを伴うリフォームや大規模なリフォームの場合で、請負金額が500万円以上の工事を行う場合は建設業許可証が必要です。
これは最低条件としても、逆に言うと500万円未満の工事の場合は、不用ということになります。

これが最近の悪質リフォーム業者を産む一因にもなっています。

ただ、だからと言って、建設業許可証を持たない業者の中にもきちんとした仕事をする業者はたくさんあります。
一つの目安程度に考えておくと良いと思います。

他にも建築士やインテリアコーディネーターの資格を持つ方がいるとより安心できます。

リフォーム情報室

5)業界団体登録の有無
リフォネット((財)住宅リフォーム・紛争処理支援センター)などに登録されたリフォーム会社は選択の為の一つの目安になります。
地域毎に検索できるので便利です。

リフォネット

住宅リフォーム推進協議会

日本増改築産業協会

6)管理と監理
読み方は同じ「かんり」でも、それぞれの意味するところはまったく違います。

「管理」とは施工者(工事を行う者)側の現場管理を意味します。
つまり、現場監督の業務の事を言います。
工事の着工から竣工まで、現場内のことはもちろん、近隣対策から協力業者とのやり取りまで、施工に関する総括を行います。

対して「監理」とは設計者側からの監督業務を意味します。
施工が設計通りに正しく行われているかを判断し、正しく行われていない場合には、施工者側を指導する立場にあります。


本来、この二つの役割は別人にて分担するべき事ですが、例えば工務店などに頼むと、両者が同一となる場合があります。

この場合は、工事後の対処も含めて、きちんと対応してくれる業者を選ぶ事は、大変重要です。
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2007年10月31日

4-2)リフォーム依頼先の選び方〜1

主な依頼先の種類を把握したなら、依頼先の検討に入ります。

ここで、皆さんの疑問は以下のような事ではないでしょうか。


●どこに頼むのが良いか

●どうやって依頼先を探すのか

●どのようにして頼むのか



そこでまず考えるのは、

1)建築した工務店、住宅メーカーに相談する

ということになると思います。

ところが、4-1)で述べたようにその工務店等がリフォームに対応していなかったり、既に廃業していたり、不明であったりする場合がよくあります。

事実、数年前、我が家のフローリングの破損を修理しようと、建築してくれた工務店に依頼した時、「小規模の修理はできない」と言われ、やむを得ず自分で修理した事があります。

結果的には安く上がったので良かったのですが。



では次に考えるのはどこでしょうか。

2)リフォーム専門会社

希望のリフォームがどのような内容、規模であろうと、リフォーム専門会社であればまず断られるような心配はないでしょう。

ただ問題なのは、

「数有る業者の中からどこを選んで良いかわからない」

という事でしょう。
そう、今や”良い業者”から、いわゆる”悪質業者”まで、世の中にはゴマンとリフォーム業者が入り乱れている状態です。

その中から、

「適正な価格で、良質の工事」

を行ってくれるリフォーム会社を選ぶ事は、大変なことです。


一つ気を付けなければならない事は、口コミなどで評判を聞きつけ、
安心してお願いしたにも関わらず、自分の満足できるものにならなかった、という事がよくあることです。

新築もそうですが、あくまでも工事を行うのは「会社」ではなく「人」です。

「会社」の中には多くの、実際に工事を行う「人」がいます。

あのお家では「良かった」リフォームが、同じ会社の工事とはいえ、「人」が変わる事によって「満足のできない」リフォームになる事があるのです。


業者の選択にあたっては、その点を踏まえて慎重に「相手」を見極める必要があるのです。



▼「安心リフォームネット」ではネット上で見積もりを取る事ができ、最寄りの業者に現場調査や相談に来てもらえる事もできます。

安心リフォームネット


▼「ホームクリップ」は地域別検索、見積依頼ができます。

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2007年10月30日

4-1)リフォーム依頼先の種類

リフォームの種類を把握し、予算を押さえ資金計画を立てたなら、いよいよリフォームの依頼先の選定です。 

まずリフォーム依頼先の種類を押えておきましょう。


【主な依頼先】

1)リフォーム専門会社
2)工務店
3)住宅メーカー
4)住宅設備メーカー
5)ホームセンター
6)インテリアショップ
7)設計事務所

などがあります。


【各タイプの特徴】

1)リフォーム専門会社
小規模な修繕・補修から大規模な増・改築まで請け負う。
専門店ならではのノウハウを持ち、細やかな要望を生かしてくれる
ところが多い。

安心リフォームネット


2)工務店
リフォームに対応していない場合がある。
新築に携わった会社であれば、建物の状況を把握し、図面を保管
している事が多いので、その点では安心。
ただ、リフォームの要因が施工上の問題に絡む場合は、トラブルに
なりかねないので注意が必要。

いい家ネット

3)住宅メーカー
工務店と同様で、新築に携わった会社であれば、建物の状況を把
握し、図面を保管している事が多いので、その点では安心。
新築からリフォーム、その後の管理まで行っている所が多い。

家づくりネット

4)住宅設備メーカー
住宅設備メーカーがリフォーム部門を設けている場合です。

家づくりネット

5)ホームセンター
大型ホームセンターなどでは、店内にリフォーム施工部門を設けて
いる所が多くあります。
ホームセンターというと格安なイメージがありますが、建材などの
材料は確かに安いのですが、リフォーム施工自体は決して安価では
ない、という印象です。

ホーマック

6)インテリアショップ
カーテン・ブラインド、家具などと絡めて、クロスなど内装の
リフォームを手掛ける所があります。

インテリアショップ検索エンジン

7)設計事務所
設計事務所は、新築中心の設計事務所が大多数です。
しかし、設計事務所は設計のみならず、見積もりチェックや現場
管理をしてくれます。

 

【書籍紹介】 


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