【1.リフォームの必要性とその内容】
【2.リフォーム計画内容】
【3.見積査定とプランニング】
【4.設計決定】
【5.見積もり再徴収と業者決定】
【1.リフォームの必要性とその内容】
平成16年秋、施主様であるN様よりご相談を受けました。
N様はリフォームの必要に迫られ、リフォーム業者4社から見積もり徴収したものの、その金額と内容にあまりにも差があり、どう対応してよいかわからない、というお話しでした。
N様邸は新築時(平成3年)4LDK+地階車庫の2階建、その後家族構成が変わり、子供部屋を増やす必要があるという事でリフォームを計画しました。
その計画内容とは、
【2.リフォーム計画内容】
1)現在ワンルームの洋室(納戸付)である2階部分を間仕切で区画し、3部屋の子供室+ピアノ室にする。
2)地階車庫を夫婦の寝室+物置にする。
以上を簡単に計画し、チラシ、ネット等で業者を選択、最終的に4社に絞り各社と打合わせ、現地確認の上見積もりを徴収したそうです。
その結果、プランの提案とともに出された見積書の金額に大差があり、又そのプランが適切なものか判断に困り、相談してこられたのです。
▼徴収リフォーム業者4社の見積もり金額
・A社 3、000、000円
・B社 2、100、000円
・C社 2、600、000円
・D社 1、250、000円
上記が徴収4社によって示された見積金額です。
最高300万円、最低125万円、その差175万円もの大差です。
一見、驚くような価格差ですが、本物件に限らず、リフォームをされた方、又はリフォームをしようとした方は少なからず経験された事ではないでしょうか。
果たしてこの様な価格差が何故生じるのでしょうか。
その理由としては色々有ると思いますが、大まかには以下の点が考えられます。
1. 見積もりの基本となる図面が無い、もしくは統一されていない
2. 材料の仕様が決まっていない
3. 各社で施工方法がまちまちだ
4. 各社で施工単価がまちまちだ
5. 現地調査が不十分である
6. 見えない部分の工事の想定方法の違い
7. そもそも施主の要望を満たしていない
8. 要望に無くとも、常識的に必要なものを計上していない
他にも多々有ると思われますが、以上の様な点が大きな要因だと考えられ、さらにリフォームの規模や内容によっては、差が広がると考えられます。
よって施主の要望を充分に満たした上で正確な数量の把握と現地調査に基づくその裏付け、そして的確な施工単価の採用が必要になります。
これにはあくまで中立の立場にたった「工事内容の確認」と「その適正価格を算出」することが必要であり、施工業者の選定にあたっての重要な要素になります。
【3.見積査定とプランニング】
以上を踏まえた上で、まずする事は各社見積書を査定する事です。
これは各社バラバラの見積もり様式を、同列に置き換えて(工事科目毎に並べ替えて)比較検討する必要があります。
見積書を査定する事によって以下の利点があります。
●見積もり査定のメリット!
1. 内容について客観的に判断することができる。
2. 主体的に進めることができ、交渉等も可能になる。
3. 積算の段階で内容を詰めていくので、仕様等をはっきりさせ
ることができ、材料・機器類の費用を明確にできる。
4. 費用の内容についての トラブルを防止できる
5. 必要なもの・不必要なものをはっきりさせられる。
そして、施主の要望をさらに吟味しプランを提案、その結果、以下のようなプランニングの元、4社の見積書の査定と適正価格を導き出したものです。
▼2階リフォーム設計図
Nhouse2.pdf
▼地下階リフォーム設計図
NhouseBF2.pdf
▼見積査定結果
N様邸見積査定.pdf
【4.設計決定】
当初、施主様は予算を200万円としていたので、査定結果に納得され、設計の微調整の後、設計を決定しました。
【5.見積もり再徴収と業者決定】
設計とともに各仕様も決定し、それを元に再度4社から見積もり徴収し、その中から180万円を提示してきたD社に決定しました。
当然の事ながら、会社の規模、実績、担当者の誠意などを考慮し決定したのは言うまでもありません。
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